長寿の恩恵とキャリアの関係性

「今は今の事をとにかく頑張ろう」に疲れてきてしまいました…

先日、40代の方からのキャリア構築支援にて
実際にあった発言内容の一部です

この発言、25%は「まさにその通り!」であり
75%は「頑張ろう、のその先を考えよう!」
が僕の返答になると思います

今を頑張らなくて大丈夫です、という意図ではないのですが
この発言の背景には時代、社会の変遷が関係しています
大きな要因として、デジタル化と医療の発達です

今までのキャリア(人生)の積み上げ方は
①学生②働く③老後、の3つのステージを
上手く積み上げていくことが重要視されていました

それは平均寿命が75歳前後であり
65歳定年だとしても老後の約10年間を年金で暮らすことができ
一社定年制が当たり前の世の中だったからです

しかし、デジタル化と医療の発達により
戦後以降、10年ごとに2-3歳ペースで平均寿命が延びています
1977年生まれの人は95~98歳、
1987年生まれの人は98~100歳、
1997年生まれの人は101~102歳まで
平均寿命が延びると言われています

2015年までは100歳になると
日本では銀杯が贈与される文化が残っているほど
100歳まで生きることが非常に稀有だったにもかかわらずです

今この投稿を読んでくださっている方の多くが
90歳を超えるまで生きている確率が高いかと思われます
しかし年金の支給額は年々減っていきます

僕なんて大学卒業して以来支払続けているのに、
老後の毎月の支給額は2万5千円です
という通知がつい先日届きました

定年後の20-25年を暮らすには一定額以上の収入が必要です

一社定年制度は幻想に近づいており
転職をしながら個人資産というポータブルスキルが
これからの自分の人生を安定的なものにしてくれます

一社定年制の終焉、高度医療の発展、ポータブルスキルの重要性
これらの要素が重なり合うことで
「マルチステージ型のキャリア」の形成が必要な
時代に突入しています

具体的に言うと、
“たくさんの人生の変わり目が起こりますよ”ということです
転職回数が増える、
副業をやる人が増える、
小さな起業家も増える
今までの自分の職業がAIに取って代わられる、
だけでなく
SNSの発達により人脈や友人・交友関係も流動的になっていきます

流動的な世の中になる上で大事なことは
「今をとにかく頑張る」もそうですが
「未来の自分の姿を妄想して、今を頑張る」ことです

「これまで積み上げてこられたポータブルスキルはなんですか?」
と聞かれる世の中にすぐになっていきます
その時に答えることができないと「AIに仕事を頼もうか」
となっていく可能性が高いかもしれません

日本人が不得意なこと
「未来を描くこと」
でも、ちゃんと自分と向き合えば
必ず未来を描くことができます

小さくても、どんなに小さくても
継続することの結果がいつか還ってきます
その時をせんのみなとを通して、一緒に掴みに行きましょう


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