仕事に違和感を感じても辞められない。そんな時、自分の不安を手放すキッカケをくれたキャリアツーリズム
キャリアツーリズムって、どんな体験ができるの?どんなタイミングで利用するのが良い?どんな人が利用しているの?など様々な疑問にお答えすべく利用者の方へインタビューを行う第2弾。
今回お話を伺ったのは、当時働いていた会社を辞め、自分らしいキャリアに1歩踏み出した藤川さん。20代で転職した会社で、自分に合わないと感じる仕事を続けるべきか辞めるべきか悩んだ時に出会ったのがキャリアツーリズム。今回、藤川さんに実際にキャリアツーリズムを体験して感じた魅力や自分自身に起きた変化などを伺いました。
藤川さんプロフィール
東京都足立区出身、桜美林大学ビジネスマネジメント学部卒。
マンツーマン英会話スクールのGABAに入社。スクールカウンセラーとして、反響営業・リテンション営業を主な業務としながら、スクールの一部KPI管理なども担当。
その後、人材紹介会社にて、IT分野・40歳以上のベテラン層の転職支援をキャリアアドバイザーとして従事。
現在は、父親が経営する鉄鋼会社の経理・労務・総務・人事などの事務全般を主な仕事としながら、傍らで情報システムのアシスタント、SNS運用を業務委託として働き、週末はホットヨガスタジオのフロントスタッフとして従事して、自分にとってのベストな暮らしをアップデートさせながら日々を過ごしている。
ーキャリアツーリズムを体験されたのは、いつでしたか?
2022年のゴールデンウィークに体験しました。
20代で初めての転職をして半年を経った頃、「とにかく辞めたい」という気持ちと短期離職になってしまうという漠然とした不安を抱えた状態の中、Twitterで偶然見つけたのがキャリアツーリズムでした。せんのみなとのホームページやTwitterで投稿されている内容を見て、直感で「ここだ!」と思い、3日以内に申し込んでいました。当時は、藁にもすがる思いだったと思います。
ー今の明るい藤川さんから想像できないくらい当時は悩まれていたんですね。キャリアツーリズムの体験を経て変化はありましたか?
そうですね。当時働いていた会社を辞めたことが1番の大きい変化ですね。
キャリアツーリズムを受ける前の私は、せんのみなとの2人から「考えが甘い」と指摘されるのでは?と思っていましたが、2人からは「今すぐ仕事を辞めてもいい」と真逆の言葉をかけていただいた事は衝撃でした。事前のプログラムと1泊2日を通して、せんのみなとのお2人が私自身のキャリアに真摯に向き合ってくださったので、「仕事を手放しても、この2人がいれば大丈夫」と感じ、仕事を辞めるという大きな決断ができました。
ー仕事を辞めるというのは大きな決断ですよね。せんのみなとのお2人を信頼できたからこその選択かと思いますが、そう思った理由はありますか?
1泊2日の体験を通して、「こんなにも自分のことを考えてくれるんだ」と真摯さが凄く伝わってきたからですかね。実際に自分自身も人材紹介の業界に携わったこともあるからこそ、100%相談にいらっしゃる方のために向き合う業態は珍しく貴重だと感じました。転職相談でキャリアエージェントに行ったら、お2人のように「1カ月何もせず休みなさい」なんていうアドバイスは貰えないと思います(笑)
ー1カ月の休みも藤川さんにとっては大きな決断ですね。そういった行動の中で、仕事以外に藤川さんの中で変化はありましたか?
手放す勇気の大切さというものを教えてもらったと思います。当時の仕事を手放し、1カ月休んだことで自分の中にあったエネルギーも復活していきました。また、仕事以外にもキャリアツーリズムをキッカケに自分の強みや得意なことに気づくことができ、不安や人間関係(なんとなく会っていた人)も手放せるようになったと思います。
1泊2日の体験を通して、仕事に留まらないキャリア=生き方と向き合い、「どう生きたいか?」をお2人と真剣に考えられた時間は自分の中で大事な軸になっています。
ー”旅”をきっかけに行動を変えていくキャリアツーリズム。いつもと違う場所に出かけてキャリアを考えるという体験は、他の体験とはどんな違いがあると思いますか?
キャリアツーリズムは、自分がお金を払ってその土地に赴く事から始まります。この時点で1歩踏み出しているので、キャリアツーリズムを体験した後の動きがアクセルを踏んだ状態で取り組めるのでスムーズに行動へと移すことができるなと感じました。
私自身も、キャリアツーリズムを体験した後すぐに会社に退職の意向を伝え、お2人に教えてもらったアドバイスを参考にしながら仕事を探す活動を始めました。結果、自分には会社で働くという選択より、自営の親の会社を手伝いながら働くスタイルの方が合いそうと感じ、転職ではない今の新たなワークスタイルを確立しました。体験した後にアドバイスをすぐに実行したからこそ、自分がどうしたいかが見えてきたと思います。
今の時代は、時間をかけなくても情報やアドバイスを得られる環境が多くあります。ですが、時間と労力をかけるからこそ、自分と本気で向き合えると思います。いつもの場所と離れた土地で体験できるキャリアツーリズムは、自分に集中するのにぴったりだと思います。
ー藤川さんが考えるキャリアツーリズムをおすすめしたい人は?
自分で次のステップを踏み出せない人、情報が多すぎて選択に悩んでしまっている人には、頭を整理して次の道を開くきっかけになると思います。お2人がそっと背中を押してくれると思います。
藤川さんのように20代はキャリアについても悩む時期。特に選択肢が多いこの時代だからこそ、自分の選択が何が正しいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。「自分にとって何が本当に大切なのか?」と立ち止まって考えるにはキャリアツーリズムはぴったりな体験かもしれません。自分のためだけに時間を使って、大事な自分の人生を考えてみてはいかがですか?
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前回記事「働く人生の残り30年なにをしていこう?」もよろしければお読みください📚
(取材・編集 西田早織)