「あんなに会社に尽くしてきたのに…。もう辞めようかな」と考えている人へ

「会社のためにこんなに長く尽くしてきたのに…。」

「あんなに頑張ってきたのに全然評価してくれない…。」

もう、会社辞めようかな。

このような事象って世界の歴史を見ても

ずっと繰り返されてきていることなんです。

戦時下、祖国のために頑張ってきたのに

終戦を迎えた次の日から犯罪者に。

生きる希望を無くし、容姿も変わり果てていく…。

今の時代はこのような極端な事柄は起こりにくくなっているのですが

それでも人々が感じていること、”裏切られたような感覚”などは

どの時代にも存在しています。

そして現代では、情報化社会によって隣の芝生がたくさん見えるようになったため、

より一層「こんなに頑張ってきたのに…。」という感情を抱く人が

増えているというのも事実です。

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皆様、SOCという言葉を耳にしたことはありますでしょうか。

英語で表すとSense Of Coherence

日本語だと少し分かりにくいのですが「首尾一貫感覚」と訳されます。

まだまだ分かりにくいので、もっと分かり易く言うと

「納得できているか」「腑に落ちているか」

このような意味で捉えられます。

人が生きていくうえで、自分の人生に対し「納得できている」状態であると

SOCが高い状態と言われています。

しかし、実際にはSOCが高い状態で過ごせている人は

少ない印象にあります。

SOCとは

SOCとは、「把握可能感」「処理可能感」「有意味感」の3つで構成されます。

①把握可能感:自分の置かれている状況を一貫性のあるものとして理解し、説明や予測が可能であると見なす感覚のこと

→自分が今どのような状況にいて、これからどうなっていくのかが予測できているということ

②処理可能感:困難な状況に陥っても、それを解決し、先に進める能力が自分には備わっているという感覚のこと

→自分の能力(スキル)を可視化し、ある程度の困難であれば乗り越えられる自信を持っていること

③有意味感:今行っていることが、自分の人生にとって意味のあることであり、時間や労力など、一定の犠牲を払うのに値するという感覚

→自分の人生でなにを成し遂げたいのか。それに対し、今やっていることが繋がっているのかを感じられていること

これら3つ要素がバランス良く構成されていることが大事であると言われています。

どれか1つ、3つのうち2つ、ではいけません。

かつ、②処理可能感に関しては、①把握可能感と密接に関係しており、自分がどれくらいの情報や能力を持っているのかを”把握”していることが非常に重要です。

明日はどうなるか分からない

この言葉もよく耳にしますよね。

「明日どうなるかわからない」「だから考えても無駄」

「未来を考えるのであれば、今を頑張るしかない」

これらの言葉を『これからの生き方(キャリア)を考えることが大事です』と

常日頃発信している私たちの耳には毎日のように入ってきています。

ですが、この”わからない感”を”放置しておくこと”は

SOCの観点から見ても、自分の人生に対しての満足度が低い原因となっています。

わからないことを、予測していてもわからないから

と放置していても良い時代はあったかもしれません。

1990-2000年代にかけては、年功序列、一社終身制の文化が根強く

転職なんて持っての他。極めて優秀な人かどうしようもない人が

ジョブホッパーのように勤め先を転々とするか。

それ以外の”普通”の人たちは歯を食いしばり上司のパワハラに耐え、

今日を頑張っていれば、いつの日か訪れる昇進にしがみついて過ごしてきました。

しかし、この投稿を読んでくださっている人はお気付きの通り、

この時代は終焉を迎えています。

転職は当たり前の時代になり、今や副業できるのが普通の企業、とさえ

人々の認識は広がってきました。

このような世の中だからこそ、

誰も正解がわからない。自分の方向性は自分で決めて歩んでいく必要があります。

40代同士で固まって話し合っていても、

50代同士で固まって話し合っていても、

「あの時代はこうだったね」

「今の若者はこうだね」という話しに終始してしまい

新しい情報が入ってくる事はありません。

先に進んでいる人たちは常に日々流れゆく現代を真っすぐ捉え

過ぎて行った時代に憂うことなく、新しい時代をつくる人たちの集団を形成します。

年齢、性別関係なく、です。

どう生きたいか、を考えよう

SOCの話しに戻りますが、

③の有意味感を持つこと、つまり「自分の人生への納得感」を持つことは

幸せに、楽しく生きていくためには極めて重要な課題となります。

そしてキャリアを考えるということは、

つまり「どう生きたいか」を考えることと同義だと私たちは捉えています。

自分が楽しく幸せな生き方を実現するための手段として

転職や起業、副業またはフリーランス…などの選択肢が出てきます。

転職すれば楽しく幸せな暮らしが見えてくる、ということではないのです。

楽しく幸せな暮らしを思い描いて行動する際に、転職が必要かもしれない、ということです。

誰も教えてくれない「どう生きたいか」の考え方。

考え方は存在します。しかし、自分との対話が必要になってくるのも事実です。

自分との対話って向き合いたくない部分と向き合ったりすることもあるので

一人だと本当に大変なんですよね。

そして大変だからこそ、続かない。

続かないと成果も出ず、結局「大変なモノ」という

記憶や情報ばかりが跋扈し避けられる行動になっていきます。

一人でなく、安心できる人と話すことで

自分に向き合い、どう生きたいか、は見えてきます。

そして見えただけでは実現しません。

実現するための道筋もつくっていく必要があります。

SOCを高め、楽しく幸せな生き方を掴みませんか?

終わりに

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https://note.com/sennominato/n/ne14f19aaf55e

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