キャリアツーリズムは、自己成長を目的とした“新しい旅のカタチ”です。
地域の歴史、文化、産業、人との出会いから新たな視点を獲得することで既存の流れを変え、キャリアの展開を広げることをテーマとしています。
非日常・移動・対話という3つの要素を活用します。
「キャリア」とは仕事上の経歴や経験だけでなく、「生き方」全体を指す言葉。
家族、趣味、地域活動を含む、生涯にわたる役割や経験の積み重ねを意味する広範な概念です。
いつもの環境を離れ、新しい刺激を受ける
物理的に移動することで心理的にも変化を起こす
他者との対話、自己との対話を通じて自分の軸を言語化
急激な変化が当たり前となった現代社会では、既存のキャリアパスに縛られない「自律的な生き方」が求められています。
人生100年時代と呼ばれる長いスパンの中で、自分の価値観に合った仕事・暮らしを設計することが、多くの人の関心ごとになっています。
しかし「何をしたいか分からない」「仕事と人生をどうバランスするのか悩む」など、将来への漠然とした不安を抱える方も少なくありません。
そこで注目されるのが、「旅」がもつ非日常の創出力と、学び・対話を組み合わせるアプローチです。普段の環境から離れ、視野を広げることで新しい気づきが得られ、自己理解や価値観の再確認につながります。
この“移動”を伴う学びこそが、キャリアツーリズムの大きな特長です。
普段の生活圏から離れた“非日常”の空間や場所で行う「自己成長を目的とした旅」を通して、
以下4つのポイントを押さえることで、キャリアツーリズムの効果を最大化させます。
非日常への
移動
異なる
価値観を体験
問いと
内省
目指す
方向性の共有
普段と異なる環境に身を置くことで五感が刺激され、
精神的にも肉体的にも解放された前向きな心理状態をつくります。
また、日常的に属する組織やグループから物理的に離れ、新鮮な思考と視点を得ることができます。
旅先の地域コミュニティや異なるバックグラウンドを持つ人との交流を通じて、
自分の常識や固定観念を打ち破る体験ができます。
異なる価値観を受け止めることで、新たなアイデアや広い視野を得ることが可能です。
自分自身へ向けた問いを立て、旅の最中や終了後にじっくり内省するプロセスが重要です。
「何を大切にして生きたいのか？」「現状の仕事や生活に満足しているのか？」など、普段は流してしまいがちな“本音”に目を向けるきっかけをつくります。
旅を通じて見出した目標やビジョンを、周囲の仲間や家族、組織と共有することで、自分の変化を持続させやすくなります。
どんなゴールを目指すのかを言語化し、共感を得ることで、行動を後押しされるでしょう。
キャリアツーリズムは、個人にとどまらず、組織や地域社会にも変化をもたらすと考えています。
「個人のキャリア自律→組織の成長→地域の経済創発→新たな機会（個人・組織への還元）」という好循環を生み出すことが私たちのテーマです。
たとえば、一人の「次のステージ」を探す旅が、組織でのマネジメント能力を高め、深く地域と関わることが生きがいに―
キャリアを考えるための旅が広まることで相互作用が広がり、強みや持ち味を活かした協創が自然と生まれる社会を目指したいと考えています。
せんのみなとは、
CBJプロジェクトを通じて
地域社会にも貢献しています。
