キャリアツーリズム×茨城キリスト教大学|ものづくりキャリアを考えるツアーの開催【廣澤精機製作所様】
プログラム概要
キャリアツーリズムを推進する株式会社せんのみなとと茨城キリスト教大学のコラボレーションにより、茨城キリスト教大学の学生向けにキャリアプログラムを実施しました。
キャリアツーリズムとは『地域の歴史、文化、産業、人との出会いから新たな視点を獲得することで既存の流れを変え、キャリアの展開を広げること』をテーマとしています。
詳細
【開催日時】
2025年11月21日(金)終日
【共催・協力】
【プログラムの内容】
◆概要
学生と(株)廣澤精機製作所へ企業訪問させていただき、ものづくりと自身のキャリアを近づけることをテーマとした1dayツアーを開催。
ツアー中は(株)廣澤精機製作所の工場内見学、またまちづくり事業として手掛けられているザ・ヒロサワ・シティでの体験を通しての学びを自身のキャリアデザインに置き換えたフィールドワークを実施。仕事や業界に関するティーチングから、グループでのキャリアカウンセリング、ワークショップを織り交ぜながらプログラムを設計しました。
◆訪れた場所
廣澤精機製作所 つくば本社・筑波工場、玉戸工場
ザ・ヒロサワ・シティ
【プログラムの目的】
・茨城キリスト教大学の学生へキャリアの選択肢や今後の考え方について、企業訪問を通じたフィールドワークと対話を用いたキャリアツーリズムを実施する。
・自己理解を通して企業を知り、企業訪問を通じて自己理解を深めることをテーマとする。
・ものづくりのキャリアを考えるための学生向けキャリアツーリズムとして、ご参加いただいた学生の具体的なキャリア形成に関する支援を行う。
【参加メリット】
・自己成長を目的とした旅として、新しい一歩となる体験ができる
・地域を牽引するものづくり企業を知り、具体的なキャリアイメージを掴むことができる
・学内の学びから外に出て、自分に合ったキャリアの考え方を知ることができる
当日の様子






参加者の声
●何事も挑戦することが重要だと気づきました。参加目的であった就活の軸は、概ね定まったように感じています。今回こういったツアーに参加したこと自体も、未来に対して前向きな一歩目として踏み出すことができました。自分が実際に企業に行って学んだことがたくさんあり、関心も高まりました。自分の合っている業界や今まで自分がわからなかった業界についても知ることができたため、他の学生が参加する場合も自分のしたいことが見つかる可能性が高まると思います。
●幼少期からの夢を叶えるべく就職活動に熱を入れているのですが、今回は自身の強みは何かを認識するために参加しました。1日かけて思いっきり自分が何を考えているかに向き合うことができました。新しい学びや視点を手に入れることもでき、考え抜いた達成感もあるため、充実した時間を過ごすことができて嬉しいです。
●自分の将来やってみたいことはたくさんあるのですが、就活についてあまり考えられていなかったので、製造業という今まで見てこなかった業界を目の当たりにして、自分の知らないところでたくさんの人が活躍していて、世界とも繋がりがあることを学び、自分の目の前だけでなくもっと視野を広げて世界を見ていきたいと思いました。今日は素敵な経験をさせていただきありがとうございました!
澤井先生のレポート引用
キャリアツーリズムプログラム (茨城県 ものづくり編)
先週金曜日、せんのみなとのお二人と、本学大学生3名で筑西にある廣澤精機製作所様へ行って参りました。
キャリアツーリズムの啓蒙と推進をされているせんのみなとのお二人とは昨年Linkedinで繋がり、今夏(7月:観光業界研究の講義)、CBJ(10月)とリアルでご一緒させていただいてきましたが、ついに(!) キャリアツーリズム・プログラムそのものをモニターさせていただく機会を得ました。
キャリアツーリズムという言葉については、せんのみなと社は「地域の歴史、文化、産業、人との出会いから新たな視点を獲得することで既存の流れを変え、キャリア(生き方)の展開を広げることをテーマとする新しい形の旅」と定義づけています。(出典:キャリアツーリズム®はじめてのガイド)
今回の廣澤精機製作所への企業見学を含むプログラムは、一般的な就職活動のための企業訪問とは異なり、せんのみなとのお二人がキャリアコンサルタントとして同行することで、参加学生のこれまでの生き方や関心、企業訪問を通じて見えてきた企業や自分自身に関する気づきを言語化し、共有する取組を含みます。
そのため、その場で感じた疑問や質問だけではなく、企業見学という体験を通じて、企業・業界理解だけではなく、言ってみれば自分自身の生き方理解、関心理解を深められる内容の濃いプログラムでした。
工場へ向かう車中、見学中、振り返りなど、様々な場面でお二人が優しく、多方面からの質問や声がけをしながら学生の理解を深めていく手法が鮮やかで、教員の私もこの傾聴と投げかけの上手さに驚かされ、とても刺激を受けました。
また、深い自己理解だけでなく、そもそも「業界」「業種」「職種」って何?といった基本的な就活用語の理解などの時間もあり、これもきっと有難い学びだったのではないかと感じています。
本学の現代英語学科は、語学に関心のある学生が多いですが、工場というものづくりの現場や働かれている方のお話を通じて、実際は海外人材が多く働いている職場であること、実は海外にもクライアントがおり、そちらに製品を輸出していることなど、様々な気づきを得られました。
製造業のグローバルなビジネスの姿を垣間見ることができ、そこに更にキャリアツーリズムコンサルタントのサポートのおかげで、「製造業」に関する解像度が上がったのではないかと感じました。
個人的な感想としては、参加してくれた大学生を横で見ていて、今まで知らなかった大学生の関心や価値観、そしてなによりも成長を見せてもらうことができて嬉しく感じました。
まとめ
茨城キリスト教大学で教授をされている澤井萌先生の授業に登壇させていただいたことをきっかけに、今回就職活動を控える3年生向けにツアーを開催しました。意欲的で素晴らしい学生の方にご参加いただきました。廣澤精機製作所様では例年50名程度の新卒採用実績があり、その多くが事業所近くに住んでいる学生です。本取り組みが、地域で働く選択肢を広げる活動になれば幸いです。今後も具体的なキャリアの考え方を手に入れるための機会をつくりたいと考えています。
キャリアツーリズムにご興味をお持ちいただける地域事業様、また○○ツーリズム(何でも歓迎です!)を推進される方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡お待ちしております。
学生向けにキャリアに関する講義を行っております。こちらもお気軽にお問い合わせください。

