美容師さんに学んだ経験の積み方

ヘアスタイルにこだわりがあった頃、カットモデルや美容院を転々としていました。
そんな中、今の美容師さんには出会って以来10年以上お世話になっています。
どんなお願いも、さらっとものすごいスピードで、良い感じに仕上げてくれます。

この美容師さん、どんなキャリアだったのか?

専門学校に通う手間を省くため、美容師免許が取得できる高校を卒業。
忙しい場所で、若くても切らせてもらえる都内の都会ど真ん中以外で就職を選択。
誰よりも早く1人前になりたいという思いから、一般的に3〜5年かけてアシスタントとして修行するところを、僅か半年で終えたそう。
「え、そんなことできるの…?」と半信半疑だったのですが、勤務前の早朝に1人、勤務後の夜に2人、カットモデルをさせてもらっていたそうです。
休みの日は1日中、路上でカットモデルのスカウトをしていたとのこと。
自分で切れるようになってからは、別のお店で師匠をつけながら技術を磨き続け、今は複数店舗を見ながら自分も手を動かしている状態。
ものすごい短期間で技術を叩き込んでいることになります。

今思うと、はじめての出会いは美容師さんが20歳の時。
若い人だなぁくらいに思ってましたが、圧倒的に信頼できました。
誰よりも速くて本気で、抽象度の高い話も汲み取り実現してくれる。
もしかすると初めてだったかもしれない髪型やカラーも一緒に楽しんでくれて、守りに入るようなことは一度もなかった。
そして毎度女性向けの雑誌をどけて、私が好きそうな漫画を置いてくれる(笑)

プロフェッショナルとは。
信頼される人とは、どんな人なのか。
この美容師さんを選び続けている理由を言語化して以降、自分のキャリア相談者としての年齢を気にしなくなりました。

誰よりも知見・経験を積もうと行動して改善し続けること
相手に徹底的に向き合い、攻めの気持ちを忘れないこと

順当に慎重に経験を積めばその先が見えるわけではなく、自ら掴みにいく姿勢が大切ですね。


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