会社員から独立を決意。「働く人生の残り30年何をしていこう?」そんな時に体験したキャリアツーリズム
キャリアツーリズムって、どんな体験ができるの?どんなタイミングで利用するのが良い?どんな人が利用しているの?など様々な疑問にお答えすべく利用者の方へインタビューを行いました。
今回お話を伺ったのは、会社員から独立する際にキャリアツーリズムを体験した小髙さん。40代で管理職の経験を積んだ小髙さんが、1歩踏み出す際にキャリアツーリズムを選んだ理由とは?実際に利用して感じた魅力などを語ってもらいました。
小髙淳さんプロフィール
新卒で井上特殊鋼(現ISSリアライズ)に入社。
中堅〜大手企業に対し特殊鋼素材・素形材・機械部品のコンサルティングセールスを7年経験し、課長職として4年間マネジメントに従事。
その後人材紹介会社であるJAC Recruitmentのchemical Divisionにて3年のコンサルタント、1年販のマネージャーを経験した後、製造業大手を顧客としたEnterprise Divisionの立上げを部長職として経験。
約10年の中間管理職を経験する中で、経営の想いと現場の想いがすれ違う状態を数多く目にし、その問題を解決するためのコーチングを用いたマネジメント手法を確立。
企業現場の組織改革を支援する株式会社HAKUを2024年2月に設立。
株式会社HAKU: https://haku-consultancy.com/
―キャリアツーリズムを体験されたのは、いつですか?
2023年1月に体験しました。当時40歳だった私は、当時働いていた会社で新たに部署を立ち上げ、軌道に乗せてひと段落したタイミングでした。仕事が落ち着き時間ができ、自分の今後のキャリアに向き合い「70歳まで働くとしたら、残り30年間どう生きていこう?」と考え始めました。そこでたどり着いた選択は、自分で事業をやっていく道でした。起業するにあたり、自分なりに今まで経験した仕事内容や自分の強みなどキャリアの棚卸しを行いましたが、色々と整理していく中で客観的な意見が欲しいなと感じ始めました。そんな時に、自分の人生の振り返りを含めてキャリアを相談出来る「キャリアツーリズム」の存在を思い出し申し込みました。
―実際にキャリアツーリズムを体験されてみて、どんな点が小髙さんの力になりましたか?
キャリアツーリズムでの体験を通して、私の中で大きく2つ変化がありました。
1つ目は、自分自身について整理が出来たことです。事前課題で自分の人生を振り返ったワークを基に、幼少期の原体験から今に繋がっている事や社会に出てからの強みや苦手なことを可視化していきそました。その上で、「何をしたいのか?」という部分を、せんのみなとの2人と一緒に言語化していきました。次のステップに踏み出すにあたり、強みとやりたいことの親和性を明確にしていくことができました。自分自身だけでは、どの原体験が今の自分の思いに繋がっているかなど深い理解や発見は出来なかったと思います。
2つ目は、自信を持てるようになりました。せんのみなとのお2人は、コーチングを学ばれていたという背景があり、会話の中で絶対に否定をせず、アドバイスも必要なタイミングの時だけ伝えてくれました。2人と一緒に自分の人生に向き合うことで、今まで自分自身に起きた事とその時の捉え方に気づきを得て、前向きに捉えるきっかけとなりました。そういった対話の中で自然と自己肯定感をあがっていき、「新たな事業は、この方向で進んでいけるな」と前に進んでいく気持ちが強くなりました。
―すごくポジティブな変化が得られたんですね。他にはないキャリアツーリズムの魅力は何だと思いますか?
一般的なキャリアを相談するサービスは、転職前提の話がほとんどです。転職エージェントなどは、企業の採用支援をすることがゴールになっているので、それぞれの人材紹介会社によって紹介する会社や職種が変わってきます。そのため、相談者側がエージェントをきちんと選ばないと、希望に合った求人に出会えない可能性もあります。
キャリアツーリズムは、他のそういったサービスと違い、相談する人とせんのみなとの2人以外に登場人物がいません。
せんのみなとの目的は、シンプルに「自分らしい生き方を歩んでいきたい人の灯台になること」です。そのため、転職という結論に急かして導かせることがなく、フラットに向き合ってくれます。また、せんのみなとのお2人は、仕事起点でキャリアを考えるのではなく、自分らしい人生をかなえる手段の1つとして仕事を捉えていらっしゃるのも魅力です。
また、1人ではなく2人で向き合ってくれるので、視点が増えて自分自身の考え方の幅も広がったと思います。
―”旅”をきっかけに行動を変えていくキャリアツーリズム。いつもと違う場所に出かけてキャリアを考えるという体験は、他のサービスとはどんな違いがあると思いますか?
事前課題などで自分の人生を振り返り、マインドが整った状態で迎える古民家での1泊2日。それなりのお金と時間をかけてキャリアに向き合うからこそ、自分の人生への覚悟のようなものが芽生えると体験だと思います。
―小髙さんが考える、キャリアツーリズムをおすすめしたい人は?
「殻を破りたいと思っているけど、モヤモヤして1歩踏み出せない」「これから先、より良い人生にしていきたいけど何をしたら良いか分からない」そんなモヤモヤした想いを持った方は、体験を通して自身のモヤモヤを解消出来ると思います。
キャリアツーリズム自体は、インプットする講座のようなものとは違うので、自分自身をアウトプットしにいくというような心構えで参加すると、より良い体験になると思います。
自分を変えたいと思っているけど、行動に移せていない人には是非キャリアツーリズムを通して、新たなステップに踏み出してほしいです。
新しくなったキャリアツーリズム。
何か新しく始めるときの1歩に、自分自身の人生を向き合うときにご利用してみてはいかがですか?
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「より充実したキャリアを送るために、なにをすればよいのでしょうか?」
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取材・編集 西田早織